ゴキブリの種類を知れば日本と世界の違いが見えて来る!?

一口にゴキブリと言っても、

 

その種類は数千種に及び、その特徴もいろいろ

 

世界各国で主に熱帯・亜熱帯地方を中心に、約4.000種いると言われています。

 

世界に生息するゴキブリの総数としては、

 

1兆4853億匹とも言われていますので、人類の人口と比べても

 

とんでもない数になります。

 

その中で、日本におけるゴキブリの種類と総数としては

 

南日本を中心に 50 種余り、236億匹が生息するものと推定されているようです。

 

何故?こんなにも種類と、その数が多いかと言うと

 

ゴキブリは約3億年前に登場、大きさ・形は変わらぬ「生きた化石」とも呼ばれるほど

 

その生命力に長けているため、気象環境も含め

 

いろいろな条件下の中でも、絶滅せずに今日まで生き延びてきた結果

 

これだけの種類と総数になったものと思われます。

 

日本では忌み嫌われている昆虫の一つですが

 

世界においては、ペット用のゴキブリもいるようで

 

体の色や形もいろいろあるようです。

 

例えば、

 

メキシコから中央アメリカ、南アメリカに棲息する

 

オオゴキブリ科のグリーンバナナローチ (ゴキブリ)などは

 

世界一美しいと言われているゴキブリで、

 

全身エメラルドグリーンをしていて、透明な翅と薄い緑色の体をもつ小型種で

 

ペットとして飼育されているゴキブリの種類のひとつ・・・

 

ベトナム原産のブリキゴキブリなども

 

キレイな色が特徴で森林などに生息し

 

愛好家からは日本のタマムシの様に扱われていて

 

マニアは喉から手が出るくらい欲しい人もいるらしいです。

 

 

ヨーロッパやアメリカでは、大型種のマダガスカルゴキブリ

 

ペットとして飼われているのは有名で

 

雌雄ともに手で触れると 「シューシュー」と威嚇音を発するのが特徴で

 

マニアには、面白がられています・・・・。

 

さて、日本においてはと言うと、

 

まずはヤマトゴキブリ・・・

 

その名の通り日本に古くからいるゴキブリで

 

大きさは2.5㎝~3㎝くらい。

 

クロゴキブリに似ていますが、クロゴキブリよりはツヤがなく、

 

全体的に長細くスマートな形をしています、

 

 

このヤマトゴキブリは、かつては家の中でもよく見られたゴキブリでしたが

 

現在は、クロゴキブリなど帰化種が勢力を拡大したために追い出されてしまい、

 

今では屋外に生息していることが多くなっています。

 

次が全国に分布していて、人の家に住み付いているゴキブリとして

 

一番忌み嫌われているのが

 

クロゴキブリになります

 

身体の大きさは2.5~4cmくらいで、ツヤツヤした黒い体が特徴。

 

クロゴキブリは、他のゴキブリよりも寒さにも強く、

 

屋内に住み付くゴキブリの中ではただ1種類、

 

冬を越すことができるゴキブリでもあります

 

『寒いからゴキブリはいない』

 

と思われがちな北海道でも、生息が確認されています。

 

次が同じ大型種として有名なワモンゴキブリになります。

 

4㎝から、大きなものでは5㎝弱にもなる、大きなゴキブリで、

 

家に住むゴキブリの中では、最大サイズ。

 

特徴は、前胸背板(人間で言う、肩甲骨のあたり)に、

 

黄色い輪のような模様があることです。

 

この模様から、

 

『輪紋ゴキブリ』

 

と呼ばれるようになりました。

 

元は九州から沖縄、南西諸島など、温かい場所に生息しているゴキブリです。

 

しかし温暖化の影響もあってか、近年では西日本や都心でも

 

目撃されることが増えています。

 

そしてワモンゴキブリの、最大の特徴としては

 

メスが3匹以上いれば、オスがいなくても繁殖しやすくなる

 

餌や水がなくても、1か月以上生きられるということ。

 

『寒いところでは生きられない』とはいえ、恐るべき繁殖力と生命力になっています。

 

最後に有名所のゴキブリで、飲食店など

 

食べ物を扱う場所において、非常に迷惑ゴキブリなのが

 

チャバネゴキブリ・・・・

 

大きさは1~1.5㎝くらいで、全体的に茶色いボディが特徴。

 

羽はありますが、実はこのチャバネゴキブリ

 

飛ぶことはできません・・・

 

飛ぶことはできなくても家に住む昆虫としては、

 

圧倒的ナンバーワンの数を誇るゴキブリで

 

チャバネゴキブリは、1つの卵鞘(らんしょう)に入っている卵は、

 

クロゴキブリより多く、1つの卵鞘(らんしょう)に

 

約40匹分の幼虫が入っています

 

そして成虫になるのも早いで有名

 

 

なので、飲食店の厨房内などでは、万単位で生息しているケースも珍しくないほどです

 

いずれにしても、ジェラ期のあたりより生き続けている生物だけあって

 

種類も特徴も一筋縄ではいかないようです。

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